爪甲剥離症(そうこうはくりしょう)治療ブログ

爪の白い部分が増える病気、爪甲剥離症にかかってしまいました。完治までの日記と治療法、私の日常雑記

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爪甲剥離症とは?~原因・症状・治療法~

      2016/10/19

爪甲剥離症とは、爪が浮き上がり、爪の先の白い部分が増えてしまう病気です。

私が爪甲剥離にかかったときの爪の写真です。
↓  ↓
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命にはかかわらないけれど、とにかく厄介なこの病気。発症をきっかけに、原因と治療法について調べてみました。
同じ症状に悩む方のお役に立てば幸いです。

私が実際にためした治療法はこちらにまとめています。

>>「爪甲剥離症治療法~完治した私の治療法を全公開!~

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爪甲剥離症の原因とは?

爪甲剥離症の原因について、日本皮膚科学会のサイトにはこのように書かれています。

接触皮膚炎(かぶれ)やカビの一種であるカンジダ感染が原因になります。(中略)
尋常性乾癬という病気でも、爪甲剥離を伴うことがあります。

皮膚科QA|日本皮膚科学会

また、医師相談サイト「ドクターズミー」にはこのように書かれていました。

爪甲剥離症の原因が外因による場合としては、爪と爪床の間に鉛筆の芯等が入ってしまったり、料理人や美容師等の手先を使う職業の人に発症する場合が多いです。またマニキュアや洗剤などでも発症する場合があります。

ドクターズミー

私の場合、爪をひっかけたことがきっかけとなり、発症しました。

爪甲剥離ってなに?専門書がありました!

医師向けの専門書「爪―基礎から臨床まで」(東禹彦著・金原出版2004年)にさらに詳しくまとめてありました。

この本は、図書館で借りたのですが、読むことができて本当によかったです!
爪甲剥離症について書かれているのは数ページですが、こんなに詳しく爪甲剥離症について書いてある本は他に見つかりません。

東京の場合は、都立図書館に収蔵されていました。
都内市区町村の図書館で請求すれば貸し出してもらえるはずです。

◆爪甲剥離症の原因

外部からの刺激による爪甲剥離
(外傷、接触皮膚炎が原因)

微生物感染による爪甲剥離
(カンジダ感染、白癬菌、ピチロスポルムが原因)

薬剤使用による爪甲剥離
(テトラサイクリン系薬剤)

病気による爪甲剥離
(皮膚病その他の疾患。尋常性乾癬、扁平苔癬、接触皮膚炎、爪の先天異常、多汗症、循環障害、甲状腺機能異常、妊娠、梅毒)

東禹彦著「爪 基礎から臨床まで」P64

この四つのいずれかが発症の原因と考えられます。

爪甲剥離症の原因はどうやって特定する?

爪甲剥離症を治すためには、原因を特定することが大切!
では、その原因は、どうすれば分かるのでしょうか?

もちろん皮膚科に行かなければ仕方ないのですが・・・

爪甲剥離症になった場合、その原因としてもっとも可能性が高いのはカンジダです。
(東禹彦著「爪 基礎から臨床まで」P64)

私の場合も、皮膚科で剥離した爪の裏側の角質をちょっと採って顕微鏡で見てもらったのですが、「菌はいませんね」と言われただけでした。
実際いなかったのかもしれませんが、本当は、爪の先のほうをちょっとこするだけのこんな取り方ではダメだったということが東禹彦著「爪 基礎から臨床まで」には書かれています。

通常、指先に近い剥離部分は私たちが汚れを毎日取り除いているため、真菌(カンジダ)が繁殖していても、見つけることができないのだそうです。

そのため、こんなふうに取る必要があります。

剥離した爪甲をできる限りネイルクリッパー(注:ペンチ型の爪切り)で取り除いて、剥離起始部付近(注:剥離した根元部分に近いところ)あるいは爪甲下面の角質を採取(中略)する。

(東禹彦著「爪 基礎から臨床まで」P64)

ちょっと痛そうですが、菌がいるかどうかというのは、爪甲剥離症にとってとても大切なことだそう。

というのも、外傷が原因で爪甲剥離になった場合、爪にカンジダが入り込んでしまうと、そのまま治らないという研究が発表されているからです。(東禹彦, 池上隆彦:爪甲剥離症に関する実験的研究, 皮膚, 15:227-232,1973

そのため、剥離した爪を深く切ってから角質を採取してくれる皮膚科医が、爪甲剥離に関しては信頼できるお医者さんということになると思います。

カンジダが発見された場合の治療法

では、皮膚科でカンジダが発見されたらどうすればいいのでしょう?
この場合は、

・抗カンジダ薬を塗る
・イトコナゾールを飲む

という治療法を採ることになります。
(東禹彦著「爪 基礎から臨床まで」P65)

外傷性爪甲剥離症の治療法

外傷や物理的刺激によって爪甲剥離症が発生する場合があります。

指先を使って仕事をする人に発生することが多いようです。

外傷や刺激が原因の場合は、それを取り除くことになりますが、原因を除去しても完治しない場合は、カンジダ等の感染を疑ったほうがよいようです。

化学物質による爪甲剥離症

・次亜塩素酸ナトリウム
・フッ化水素酸
・切削油
・エポキシ樹脂
・アクリルモノマー
・マニキュア
・ネイル落とし(ネイルポリシュ)
・ホルマリン
・ヘアスプレー

が報告されています。
(東65)

これも、原因物質に触れないようにすることになります。

日光による爪甲剥離症の治療法

日光を浴びたあとに爪甲剥離を生じる例があるそうです。

この場合の治療法としては、光を遮ることになります。

爪甲剥離症の治療法

以上で挙げたように、原因がはっきりしていれば、まずはその原因を取り除くことから治療がスタートしますが、原因不明の爪甲剥離も実は多いようです。

「全身疾患も、皮膚疾患も、薬剤の内服もなく、化学物質との接触もなく、真菌も見つからない症例も実際には多いのである。冬季には少し軽快はしても、(中略)治癒するということのない症例が多い。」
(東P67)

では、原因が分からない場合の爪甲剥離症の治療法はあるのでしょうか?

「爪甲剥離があったとしても、剥離部は遠位方向に移動し、自然に治癒するはずである。実際、外傷性の爪甲剥離ではたいてい自然に治癒する。したがって、爪甲剥離が持続するためには、爪甲を爪床から離れさせる要因が作用し続けていることになる。その要因としてカンジダやピチロスポルム、細菌が考えられるし、爪甲下の感激に入った化学物質(たとえば界面活性剤)の濃縮による刺激も考えられる。また、爪甲下の間隙に入った汚物を除去するための機械的な操作も影響していると考えられる。」(東 P67)

「Wilsonは爪甲剥離の原因として外傷を一時的に考え、悪化因子として患部の浸軟と微生物感染を考えている。したがって、治療上剥離部爪甲をすべてていねいに除去し、爪甲下の間隙をなくすことが、患部の乾燥化を図り、微生物の繁殖を防ぐことになり、治療の第一歩となる。しかし、患者の同意を得られないことも多いので、まず1爪甲だけでも剥離部爪甲を除去して治療に当たることが必要である。このようにして治療を行っている爪の経過が順調であれば、他の爪についても患者は剥離部爪甲の除去に同意するようになる。」
(東 P67)

[参考論文]Wilson JW: Paronychia and onycholysis, etiology and therapy. Arch Dermatol, 92:392-399,1961

「真菌が見つからないときはステロイド薬の外用を行う。ステロイド薬の外用中も、ときどき真菌の有無は調べることが必要である。初診時に真菌が見つからない場合もあるからである。とにかく、診断も治療も、その第一歩は剥離部爪甲を除去することである。」(東 P67)

というわけで、爪甲剥離症は本来は自然に治るもので、もし治らないとすれば何か原因(見つからないが菌がいる、気付かず化学物質に触れている、など)を除くことが必要になってくるようです。

皮膚科で治らない場合はどうすれば良い?

皮膚科にかかっても、長期間爪甲剥離症が治らない場合はどうしたらいいのでしょうか?

爪甲剥離症治療を打ち出した鍼灸院もあるようです。(香川県(高松市)「あん鍼灸院」、東京(恵比寿)「サルビア鍼灸院」)

私の場合は我流で治療し、9ヶ月で完治しました。

そのときの治療法はこちらで公開しています。

>>「爪甲剥離症治療法~完治した私の治療法を全公開!~

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 - 爪甲剥離症とは

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